キャンプに行きたいけれど、車を持っていない。そんな人におすすめなのが、徒歩や電車を使ってキャンプ場へ向かう「徒歩キャンプ・電車キャンプ」です。
車がなくても、テントや寝袋などの道具をバックパックに詰めれば、十分にキャンプを楽しめます。
ただし、徒歩キャンプでは荷物をすべて自分で運ぶ必要があるため、一般的なキャンプとは道具の選び方が少し異なります。
特に重要なのが、荷物の重量と収納サイズをできるだけ抑えることです。
この記事では、徒歩キャンプ・電車キャンプの始め方をはじめ、必要な持ち物やバックパックの容量、道具を軽量化するコツまで詳しく解説します。
徒歩キャンプ・電車キャンプとは?
徒歩キャンプとは、車を使わず、自分でキャンプ道具を持ってキャンプ場まで移動するキャンプスタイルです。
電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合は「電車キャンプ」とも呼ばれます。
一般的なオートキャンプでは車に道具を積み込めるため、大型のテントやテーブル、チェアなどを持っていくこともできます。
一方、徒歩キャンプでは持ち運べる荷物の量に限界があります。
そのため、必要なものを厳選してコンパクトにまとめることが大切です。
徒歩キャンプのメリット
徒歩キャンプには、車を使うキャンプとは違った魅力があります。
- 車を持っていなくてもキャンプを楽しめる
- ガソリン代や高速道路料金がかからない
- 渋滞を気にする必要がない
- 道具を厳選することで準備や片付けが簡単になる
- 電車やバスでの移動そのものを楽しめる
- 運転をする必要がない
車を所有していない人はもちろん、普段のキャンプとは違った楽しみ方をしたい人にも向いています。
荷物が少ないキャンプは設営や撤収が比較的簡単なので、慣れてくると気軽に出かけられるのも魅力です。
徒歩キャンプのデメリット
一方で、徒歩キャンプには次のようなデメリットもあります。
- 持ち運べる道具の量が限られる
- 長距離を歩くと体力を消耗する
- 雨の日は移動が大変になる
- 電車やバスの時刻に行動が左右される
- 軽量なキャンプ用品は価格が高くなりやすい
特に初心者が注意したいのは、荷物の重さです。
自宅でバックパックを背負ったときには問題なくても、長時間の電車移動やキャンプ場までの徒歩移動が重なると、予想以上に疲れてしまうことがあります。
最初は無理をせず、アクセスの良いキャンプ場から始めるのがおすすめです。
徒歩キャンプの荷物は何kgが目安?
徒歩キャンプでは、まず荷物の重量を考えることが大切です。
1泊2日のソロキャンプなら、最初は総重量8〜12kg程度を一つの目安にすると、持ち運びやすい装備を考えやすくなります。
ただし、これはすべての人に適した重量というわけではありません。体力や歩行距離、季節によって負担は変わります。
| 荷物の総重量 | 目安 |
|---|---|
| 5〜7kg | 軽量装備を使ったコンパクトなキャンプ |
| 8〜10kg | 徒歩キャンプで目指したい重量の一例 |
| 10〜12kg | 一般的な軽量装備でも収まりやすい範囲 |
| 12〜15kg | 道具が多い場合。移動距離に注意 |
| 15kg以上 | 初心者には負担が大きくなりやすい |
※水や食料を含む総重量の目安です。季節、装備、個人の体力によって大きく異なります。
無理に軽量化して寝袋や防寒着などを減らすのはおすすめできません。
安全にキャンプを楽しめる装備を揃えたうえで、不要な荷物を減らしていきましょう。
1泊2日の徒歩キャンプ装備の重量例
比較的暖かい季節に、1人で1泊する場合の荷物を考えてみます。
| キャンプ用品 | 重量の一例 |
|---|---|
| バックパック | 1,400g |
| ソロテント(付属品込み) | 1,500g |
| 寝袋 | 900g |
| キャンプマット | 500g |
| グランドシート | 150g |
| バーナー・クッカー・燃料 | 650g |
| ライト・モバイルバッテリー | 350g |
| 防寒着・雨具 | 700g |
| 飲料水1L | 1,000g |
| 食料 | 700g |
| 衛生用品・救急用品など | 500g |
| その他の小物 | 250g |
| 合計 | 8,600g |
※あくまで軽量装備を想定したモデルケースです。着用中の衣類や靴は含まず、実際の重量は製品や必要な水分量などによって異なります。
軽量な道具を中心に揃えれば、このように10kg未満にまとめることも可能です。
ただし、初心者が最初からすべての道具を軽量モデルで揃える必要はありません。
まずは手持ちの道具を使い、実際にキャンプへ行ってから必要なものを見直す方法でも十分です。
徒歩キャンプに必要な道具一覧
徒歩キャンプでも、基本的に必要な道具は通常のキャンプと変わりません。
ただし、道具を選ぶ際はコンパクトさを重視しましょう。
必ず用意したいキャンプ用品
- バックパック
- テント
- グランドシート(テントの仕様に応じて)
- 寝袋(シュラフ)
- キャンプマット
- LEDランタンまたはヘッドライト
- 雨具
- 防寒着
- 飲料水
- 食料
- スマートフォン
- モバイルバッテリー
- 救急用品
- タオル・衛生用品
- ゴミ袋
調理する場合は、次の道具も必要になります。
- シングルバーナー
- 対応する燃料
- クッカー
- カトラリー
バーナーなどの燃焼器具や燃料を電車に持ち込む際には、鉄道会社の規則を確認してください。
また、キャンプ場によってはテントや調理器具をレンタルできる施設もあります。
初めてなら、すべての道具を購入する前にレンタルサービスを利用するのもおすすめです。
なくても困りにくい道具
徒歩キャンプでは、必ずしもすべてのキャンプ用品を持っていく必要はありません。
例えば、次のような道具は最初のうちは省略できます。
- 大型のキャンプテーブル
- 大きなキャンプチェア
- タープ
- 焚き火台
- クーラーボックス
- 大型ランタン
- 複数の調理器具
- 大型の調味料セット
キャンプ場の設備や過ごし方によっては必要になりますが、まずは少ない装備で楽しむ方法を考えてみましょう。
特に焚き火台やチェアは、積み重なると荷物の重量が大きく増える原因になります。
徒歩キャンプ向けバックパックの選び方
徒歩キャンプで最初に考えたいのがバックパックです。
バックパックはすべての道具を運ぶため、容量だけでなく、長時間背負っても疲れにくいことが重要になります。
容量は40〜60L程度を目安に選ぶ
徒歩キャンプ用のバックパックは、40〜60L程度を目安に考えると選びやすくなります。
| バックパックの容量 | 向いている使い方 |
|---|---|
| 30〜40L | 超軽量装備、レンタル品を利用するキャンプ |
| 40〜50L | 軽量装備での1泊キャンプ |
| 50〜60L | 初心者の1泊キャンプ、少し荷物が多い場合 |
| 60L以上 | 寒い季節や連泊など荷物が増える場合 |
軽量な装備が揃っていれば40L前後でも十分な場合があります。
一方、一般的なキャンプ用品を使う場合は、50L以上のバックパックが必要になることも珍しくありません。
初めて購入するなら、まず持っていく道具の収納サイズを確認したうえで容量を決めるのがおすすめです。
背負いやすさを重視する
バックパックは容量だけで選ばないようにしましょう。
徒歩キャンプでは長時間荷物を背負うため、以下のポイントが重要になります。
ヒップベルトが付いているか
腰でも荷物の重さを支えられるため、肩への負担を分散しやすくなります。
背面のサイズが合っているか
背面長が体に合わないバックパックは、重量が軽くても疲れやすくなります。
ショルダーベルトに十分なクッションがあるか
肩に食い込みにくい構造を選びましょう。
雨への対策ができるか
レインカバーに加え、バックパック内部の防水対策も考えておくと安心です。
特に初めて購入する場合は、アウトドアショップなどで実際に重りを入れて背負ってみることをおすすめします。
徒歩キャンプで荷物を軽くする道具の選び方
徒歩キャンプでは、すべての道具を同じように軽量化する必要はありません。
まずは重量と収納サイズが大きいものから見直しましょう。
1. テントは軽量なソロテントを選ぶ
テントは徒歩キャンプの荷物の中でも、大きな割合を占める道具です。
一般的なキャンプ用テントの中には、数kg以上ある製品もあります。
一方、軽量化を重視したソロテントなら、付属品を含めて1〜2kg程度のモデルも選べます。
徒歩キャンプでは、次のポイントを確認しましょう。
- 重量ができるだけ軽い
- 収納サイズがコンパクト
- 1人でも設営しやすい
- 雨や風に対応できる
- 前室があると靴などを置きやすい
初心者には、設営方法がわかりやすい自立式のダブルウォールテントもおすすめです。
軽さだけを重視すると設営の難しさや耐久性に影響する場合があるため、使いやすさとのバランスを考えましょう。
また、テントの重量を比較するときは、本体だけでなくポールやペグなどを含めた総重量を確認することが大切です。
2. 寝袋は収納サイズと快適使用温度を確認する
徒歩キャンプでは、コンパクトに収納できる寝袋が便利です。
特にダウン素材の寝袋は、保温性に対して軽量で圧縮しやすい製品が多く、徒歩キャンプとの相性が良いといえます。
ただし、ダウンは濡れると保温性能が低下しやすいため、防水対策が必要です。
化学繊維の寝袋は比較的手頃な製品が多く、濡れへの対応がしやすい反面、同程度の保温性では収納サイズが大きくなる傾向があります。
購入するときは、重量だけでなく、使用する季節に合った快適使用温度を確認しましょう。
寒い時期は特に、軽量化よりも十分な保温性を優先することが重要です。
3. キャンプマットは軽量性と寝心地を両立する
キャンプマットは、地面の硬さや冷気を軽減するために欠かせない道具です。
徒歩キャンプでは主に次の3種類が候補になります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| クローズドセルマット | 軽量で丈夫。折りたたみ式はかさばりやすい |
| エアマット | 小さく収納できる。穴あきに注意 |
| インフレーターマット | 寝心地の良い製品が多いが、重量や収納サイズが増えやすい |
収納サイズを重視するなら、エアマットが有力候補になります。
ただし、マットは軽さだけで選ぶものではありません。
地面からの冷えを防ぐ断熱性能も重要なため、R値などを確認して使用環境に合うものを選びましょう。
4. チェアは持っていかない選択肢もある
キャンプチェアは便利ですが、徒歩キャンプでは必須とは限りません。
キャンプ場にベンチなどがある場合や、短時間の滞在なら省略できます。
座る場所が欲しい場合は、軽量な折りたたみチェアやコンパクトな座布団型マットを検討しましょう。
最初の徒歩キャンプでは、チェアを持っていかずに過ごしてみるのも一つの方法です。
必要だと感じた場合に、後から追加すれば無駄な買い物を減らせます。
5. 調理器具はシングルバーナーとクッカーを基本にする
キャンプ場で料理を楽しむなら、コンパクトなシングルバーナーとクッカーを用意しましょう。
徒歩キャンプでは、大きなフライパンや複数の鍋を持っていくよりも、軽量なクッカー1個で調理する方法がおすすめです。
例えば、700〜900ml程度のクッカーなら、湯沸かしや簡単な調理などに利用できます。
また、バーナー本体やカトラリーなどをクッカー内部に収納できれば、荷物をさらにコンパクトにまとめられます。
ただし、ガス缶は対応する器具と組み合わせて使い、メーカーが指定する使用方法を守ってください。
6. ランタンはコンパクトなLEDタイプを選ぶ
徒歩キャンプでは、大型ランタンを持っていく必要はありません。
軽量なLEDランタンやヘッドライトがあれば、夜間の作業やテント内の照明として利用できます。
特にヘッドライトは両手を使えるため、暗い場所での設営や撤収、トイレへの移動などにも便利です。
モバイルバッテリーから充電できるモデルもありますが、充電方式だけでなく、必要な連続点灯時間も確認して選びましょう。
徒歩キャンプの荷物を減らす7つのコツ
道具を軽量モデルに買い替える以外にも、徒歩キャンプの荷物を減らす方法はあります。
1. 使う予定のない道具は持っていかない
徒歩キャンプで荷物が増える大きな原因が「念のため」の道具です。
もちろん、雨具や救急用品、必要な防寒着などは省略できません。
一方で、使うかどうかわからない調理器具や娯楽用品などは、思い切って置いていくのもおすすめです。
2. 一つで複数の用途に使える道具を選ぶ
一つの道具で複数の用途を兼ねられれば、荷物を減らせます。
例えば、クッカーを鍋と食器の兼用にしたり、ヘッドライトをテント内の照明として使ったりする方法があります。
単純に小さい道具を揃えるよりも、道具の数を減らすほうが効果的な場合もあります。
3. 食事は簡単なメニューにする
徒歩キャンプでは、料理にこだわりすぎないことも大切です。
例えば、次のようなメニューなら調理器具を少なくできます。
- カップ麺
- フリーズドライ食品
- レトルト食品
- アルファ化米
- インスタントスープ
- パンやおにぎり
ただし、レトルト食品やフリーズドライ食品には加熱や給湯が必要なものがあります。
さらに荷物を減らしたい場合は、加熱せずに食べられる食事を選ぶ方法もあります。
生鮮食品を持っていく場合は適切な温度管理を行いましょう。
4. 水や食料は現地で調達する
キャンプ場の近くにスーパーやコンビニがあれば、食料を現地で購入することで移動中の荷物を減らせます。
ただし、飲料水まで極端に減らすのは危険です。
移動中に必要な水分は必ず持参し、キャンプ場で飲用水を補給できるかどうかも事前に確認しておきましょう。
5. 着替えは必要最小限にする
1泊2日のキャンプであれば、着替えを大量に持っていく必要はありません。
下着や靴下など、必要なものを中心にまとめましょう。
ただし、気温が下がる季節は着替えを減らすために防寒着を省略しないようにしてください。
6. キャンプ場のレンタル設備を活用する
テントや寝袋、チェアなどをレンタルできるキャンプ場もあります。
こうしたサービスを利用すれば、大きな道具を持っていかずにキャンプを楽しめます。
特に初めて徒歩キャンプに挑戦する人にはおすすめです。
なお、レンタル用品の種類や数量には限りがあるため、事前に予約しておきましょう。
7. 軽量化する道具に優先順位を付ける
軽量なキャンプ用品は、一般的なモデルよりも高価になる傾向があります。
最初からすべてを買い替えるのではなく、重量の大きい道具から少しずつ見直しましょう。
おすすめの優先順位は以下のとおりです。
- テント
- 寝袋
- キャンプマット
- バックパック
- 調理器具
- チェアやテーブルなどの追加装備
ただし、バックパックの背負い心地が悪い場合は、軽量化よりも先にサイズやフィット感を見直すことが大切です。
徒歩キャンプで失敗しないパッキング方法
徒歩キャンプでは、荷物の重量だけでなくバックパックへの詰め方も重要です。
同じ重さでも、荷物の入れ方によって背負い心地が変わることがあります。
重い荷物は背中に近い位置へ
バックパックに荷物を詰めるときは、重い道具を背中に近い位置へ配置しましょう。
歩くときに荷物が大きく揺れるのを防ぎ、体への負担を軽減しやすくなります。
例えば、次のような収納方法があります。
- 底の部分:寝袋や着替えなど軽いもの
- 背中に近い中央部分:食料やクッカーなど比較的重いもの
- 上部:雨具や防寒着など取り出す機会の多いもの
- 外側のポケット:水筒やすぐに使う小物
道具の形やバックパックの構造に合わせて調整してください。
寝袋や着替えは防水対策をする
雨が降ると、バックパックの中に水が入ってしまう場合があります。
特に寝袋や着替えが濡れると、キャンプ場で困ることになります。
防水スタッフバッグやドライバッグを活用し、濡らしたくないものは個別に保護しておきましょう。
バックパックのレインカバーと併用すると、より安心です。
荷物を外側に付けすぎない
収納しきれない道具をバックパックの外側に大量に取り付けるのはおすすめできません。
移動中に荷物が揺れたり、人や物にぶつかったりする可能性があります。
特に電車やバスを利用する場合は、周囲の人に当たらないように注意しましょう。
できるだけバックパック内部に収納できる装備を選ぶことが理想です。
電車キャンプで注意したい荷物の持ち込みルール
電車キャンプでは、キャンプ用品を公共交通機関に持ち込むことになります。
そのため、重量やサイズだけでなく、危険物に関するルールにも注意が必要です。
電車に持ち込める荷物のサイズ
JR東日本では、一般的な無料手回り品について、次の基準が設けられています。
| 項目 | JR東日本の基本ルール |
|---|---|
| 荷物の個数 | 2個まで |
| 3辺の合計 | 250cm以内 |
| 長さ | 2m以内 |
| 重量 | 1個につき30kg以内 |
※一部の身の回り品は個数制限の対象外です。新幹線の種類などによっては、別途大型荷物のルールが適用されます。
この基準は徒歩キャンプで持ち運ぶ荷物の目標重量ではありません。
徒歩キャンプでは、鉄道の持ち込み上限よりも、自分が無理なく持ち運べる重量を優先して考えましょう。
ガス缶や燃料の取り扱いに注意する
シングルバーナーを使用する場合は、燃料の持ち込みについても確認が必要です。
鉄道では危険物の持ち込みが原則として制限されていますが、日常用途向けに販売されている一部の製品については、一定の条件を満たすことで持ち込める場合があります。
JR東日本では、対象となる可燃性液体・高圧ガスを含む製品について、容器を含めた重量や容量などの基準を設けています。
ただし、すべてのCB缶・OD缶が無条件に持ち込めるという意味ではありません。
また、ガソリンや灯油などの可燃性液体そのものは、容器や量にかかわらず持ち込みが禁止されています。
バーナー本体についても、JR東日本の規則では、乗車中に使用するおそれがないと認められるコンロなどに例外が設けられています。
使用しない状態で適切に収納し、燃料漏れや誤作動が起こらないようにしてください。
利用する鉄道会社やバス会社によって取り扱いが異なる場合があるため、出発前に公式ルールを確認し、不明な場合は問い合わせましょう。
ナイフや刃物は適切に収納する
キャンプ用ナイフや包丁などを持ち運ぶ場合は、刃先を露出させないことが重要です。
刃物の種類に応じてケースやさやなどで保護し、すぐに取り出して使用できないように梱包してください。
また、刃物の携帯には法律上の規制もあるため、キャンプという目的があっても、必要性や携帯方法に注意が必要です。
初心者の徒歩キャンプであれば、ナイフを使わずに済む食事を選ぶのもおすすめです。
混雑する時間帯を避ける
大きなバックパックを背負っている場合、満員電車での移動は周囲の人の迷惑になることがあります。
可能であれば、通勤・通学ラッシュの時間帯を避けて移動しましょう。
車内ではバックパックを背負ったままにせず、周囲の状況に応じて安全な場所に置くなどの配慮が必要です。
通路やドア付近をふさがないことも大切です。
徒歩キャンプに適したキャンプ場の選び方
徒歩キャンプでは、キャンプ場選びが非常に重要です。
どれだけ荷物を軽くしても、駅やバス停からキャンプ場まで長時間歩く必要があれば、移動だけで疲れてしまう可能性があります。
初心者は以下のポイントを確認しましょう。
駅やバス停から近いキャンプ場を選ぶ
初めての徒歩キャンプなら、駅やバス停から徒歩10〜20分程度でアクセスできるキャンプ場が候補になります。
ただし、徒歩時間だけでなく坂道や階段の有無にも注意してください。
同じ徒歩15分でも、平坦な道と急な坂道では負担が大きく異なります。
地図アプリやキャンプ場の公式サイトを利用して、事前にアクセス方法を確認しましょう。
売店やレンタル用品が充実したキャンプ場を選ぶ
荷物を軽くしたいなら、設備の充実したキャンプ場がおすすめです。
特に次のような設備があると便利です。
- 飲用可能な水道
- 売店
- レンタル用品
- 炊事場
- トイレ
- シャワー設備
- ゴミ捨て場
設備が整っていれば、持っていく道具や消耗品を減らせる場合があります。
ただし、設備の利用時間や別料金の有無も事前に確認してください。
最終バスや電車の時刻も確認する
電車キャンプでは、帰りの交通手段にも注意が必要です。
特に郊外のキャンプ場では、バスの本数が少ない場合があります。
平日と土日祝日で時刻表が異なることもあるため、帰りの便まで確認してから予定を立てましょう。
雨や体調不良などで予定を変更する場合に備え、タクシーなど代替の移動手段も調べておくと安心です。
徒歩キャンプ初心者におすすめの1泊2日プラン
初めて徒歩キャンプに挑戦するなら、キャンプ場での過ごし方をシンプルにすることをおすすめします。
例えば、次のようなスケジュールなら、無理なくキャンプを楽しみやすくなります。
1日目
午前:自宅を出発
荷物をまとめて電車やバスで移動します。
できるだけ乗り換えの少ないルートを選びましょう。
昼頃:キャンプ場周辺に到着
必要に応じて近くのスーパーやコンビニで食料を購入します。
午後:チェックイン・テント設営
キャンプ場のチェックイン時間に合わせて到着し、テントを設営します。
設営後は周辺を散策したり、のんびり過ごしたりしましょう。
夕方:夕食
初めてなら、簡単に用意できる食事がおすすめです。
夜:就寝
翌日の移動に備えて、無理をせず休みましょう。
2日目
朝:朝食・撤収
朝食を済ませて、テントや寝袋を片付けます。
テントが濡れている場合は、可能な範囲で乾かしてから収納しましょう。
午前〜昼:チェックアウト
キャンプ場のチェックアウト時間と帰りの交通機関を確認して出発します。
初心者の場合、予定を詰め込みすぎず余裕のあるスケジュールにしておくことが大切です。
徒歩キャンプでよくある失敗と対策
荷物が重すぎて移動だけで疲れる
徒歩キャンプでありがちな失敗が、荷物を持ちすぎてしまうことです。
初めての場合は、出発前にすべての道具をバックパックへ詰め、実際の重量を測ってみましょう。
さらに、自宅周辺を荷物を背負った状態で歩いてみることをおすすめします。
無理なく歩けるか確認するだけでも、当日の負担を予測しやすくなります。
バックパックに荷物が入らない
キャンプ用品は、一つひとつが軽量でも収納サイズが大きい場合があります。
特に寝袋やマット、テントはかさばりやすい道具です。
購入する際は重量だけでなく、収納時のサイズも確認しましょう。
夜が寒くて眠れない
荷物を軽くしようとして、防寒着や寝袋の保温性を妥協するのは避けましょう。
日中は暖かくても、夜間は気温が大きく下がる場合があります。
キャンプ場の標高や季節を考慮し、予想される最低気温に対応できる寝袋とマットを用意してください。
雨で荷物が濡れる
徒歩キャンプでは、雨が降ると移動中も荷物が濡れる可能性があります。
レインウェアやバックパックの防水対策を用意しましょう。
特に寝袋など、濡れると困る道具は防水バッグに収納することをおすすめします。
帰りの交通手段がなくなる
キャンプ場周辺のバスや電車は、本数が少ないこともあります。
最終便だけでなく、余裕を持って帰れる便を確認しておきましょう。
また、悪天候や体調不良などで予定どおりに移動できない可能性も考えておくことが大切です。
徒歩キャンプ・電車キャンプに関するよくある質問
徒歩キャンプは初心者でもできますか?
はい。初心者でも十分に楽しめます。
ただし、最初から長距離を歩く必要があるキャンプ場や、設備の少ないキャンプ場を選ぶのはおすすめできません。
交通アクセスが良く、レンタル用品などが充実したキャンプ場から始めると安心です。
徒歩キャンプのバックパックは何Lがおすすめですか?
1泊2日の徒歩キャンプなら、40〜60L程度が目安です。
軽量装備を使う場合は40L前後でも対応できますが、荷物が多い場合は50〜60L程度必要になることがあります。
持っていく道具を決めてから容量を選びましょう。
徒歩キャンプで焚き火はできますか?
キャンプ場で焚き火が許可されていれば可能です。
ただし、焚き火台や耐熱シート、火ばさみなどが必要になり、荷物が増えます。
薪を現地で購入できるかどうかも確認が必要です。
最初の徒歩キャンプでは焚き火を省略し、慣れてから挑戦する方法もおすすめです。
徒歩キャンプにキャリーケースは使えますか?
舗装された道が中心であれば、キャリーケースを使う方法もあります。
ただし、キャンプ場までの道が砂利道や未舗装路の場合は、車輪が引っかかって移動しにくくなることがあります。
徒歩での移動が多い場合は、基本的にバックパックのほうが便利です。
徒歩キャンプは何月から始めるのがおすすめですか?
初心者なら、比較的過ごしやすい気候の日を選ぶのがおすすめです。
一般的には春や秋が候補になりますが、地域や標高によっては夜間に冷え込むため注意が必要です。
真夏の炎天下や厳冬期は装備や体調管理の難易度が上がるため、最初は避けたほうが無難です。
まとめ|徒歩キャンプは荷物を減らすことから始めよう
徒歩キャンプ・電車キャンプは、車を持っていない人でも気軽にアウトドアを楽しめるキャンプスタイルです。
ただし、すべての道具を自分で持ち運ぶ必要があるため、荷物の重量と収納サイズを意識することが大切です。
初心者は次のポイントを押さえておきましょう。
- バックパックは40〜60L程度を目安に選ぶ
- 持ち運ぶ荷物は無理のない重量に抑える
- テントや寝袋など大きな道具から軽量化する
- チェアやテーブルなどは必要に応じて持っていく
- 寝袋や防寒着など、安全に関わる装備は省略しない
- 電車やバスの持ち込みルールを事前に確認する
- 初めてなら駅やバス停から近いキャンプ場を選ぶ
最初から高価な軽量キャンプ用品をすべて揃える必要はありません。
まずは手持ちの道具やレンタル用品を活用して、少ない荷物でキャンプを楽しんでみましょう。
徒歩キャンプを何度か経験すると、自分にとって必要な道具と不要な道具が少しずつわかってきます。
軽さだけを追い求めるのではなく、無理なく持ち運べて快適に過ごせる装備を目指すことが、徒歩キャンプを長く楽しむコツです。