虫垂炎の治療や診断について調べてみました
虫垂炎の検査・診断
まずは問診によって、痛みの有無や場所、程度をチェック。合わせて腹部や直腸の部分を直接触診することによって、圧迫したときに痛みが出るかどうかを調べる。また血液検査で白血球の数やCRP値を見て炎症の度合いを把握。さらに超音波(エコー)検査、CT検査によって虫垂の炎症や腫れ具合、ふん石の有無、周辺器官の状態を確かめていく。その上で手術療法か、抗生物質を用いた治療法を取るかなど、治療の方向性を判断する。超音波検査で診断されることが多いが、CT検査で他の疾患を鑑別することもある。
虫垂炎の治療
症状が軽い場合は、抗菌薬の投与と経過観察で炎症を鎮める「保存的治療」を行う。これがいわゆる「薬でちらす」という方法。カタル性虫垂炎など比較的症状が軽いものに対して適応される。再発のリスクもあり、途中で治療法が変更されることもある。一方、発症してから時間が経過すると虫垂に穴が開いてしまう危険性が高くなるため、まずは手術により虫垂を切除する「外科的治療」が行われるケースが多い。外科的治療としては、開腹手術と腹腔鏡下手術の2種類の方法がある。開腹手術の場合は皮膚切開を行い、虫垂を切除。腹腔鏡下手術の場合は、数ヵ所の穴から腹腔内にカメラを入れて切除するが、炎症がひどい場合は行えない。いずれも腹膜炎や盲腸への炎症などが認められた場合には、腹腔ドレナージ術(汚染物質を体外へ排出する方法)を行なって、炎症をコントロールしてから待機的に手術することもある。
虫垂炎の予防・治療後の注意
特に幼児は正確に病状を伝えるのが困難なため、発見が遅れて容体が悪化し、入院が長期化することも少なくない。幼児の腹痛はよくあることだが、おなかを痛がっている場合は、まずは触ってみて嫌がらないかどうか判断の目安だ。発熱や食欲不振、吐き気など、その他の症状にも注意が必要。いつもと違う様子なら、早めに医療機関を受診することがお勧め。治療後は医師の指示に従い、体力が回復するまでは安静にして過ごすことが大切になる。
自分が読んで分かりやすかった記述
虫垂炎の治療方法
絶食により腸の安静を保ち抗生剤で菌を殺す治療
ごく初期の虫垂炎の場合はこの方法で症状は改善する。
炎症の原因である虫垂自体を切除する手術療法
虫垂の炎症が強く腹膜炎を起こしている場合や虫垂自体が穿孔を起こしている時には手術療法が必要となります。
虫垂炎の手術には主に腹腔鏡手術と開腹手術があります。
腹腔鏡手術
腹腔内の膿が原因となる創感染が開腹に比べて少なく、傷が小さく目立たない整容的に優れている、傷の痛みが少ないという利点があり、入院期間が4~5日と短縮できる利点があります。
開腹手術
腹腔鏡手術に比べ創が大きいため傷の痛みが強い、そのため腹腔鏡手術より入院期間が長くなる事が多くあります。入院期間は7日間から10日以上
腹腔ドレナージ術
重症例の多くはお腹の中に膿が溜まります。
炎症がひどい場合は腹腔鏡手術や回復手術を行うことが出来ません。
その膿を抜く目的でドレーンという管をお腹に入れ、汚染物質を体外へ排出する方法を行なって、炎症をコントロールします。入院期間は10日以上
虫垂炎手術費用
おおまかな目安として(三割負担)
日帰り手術 | 80000円 |
術後4日~7日程度入院 | 140000~210000円 |
術後7日以上入院 | 210000円~ |
実体験での入院期間と手術費用
入院期間
20日間
通院と検査で+4日間は通う予定
手術費用
2月請求 136050円
3月請求 約240000円
3割負担での費用です。
しかし高額療養費制度を使って負担は軽減出来ました。
2月請求
3月請求
2月分はすでに清算済みの為、限度額を超えて支払った金額は後で帰ってくる感じです。
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